台湾美化協会
第19回 2021年次大会

執行秘書 阮 偉倫

■日程 2021年4月17日(土)
■場所 桃園高校
■人数 約500名

 新型コロナの感染によって去年は中止しましたが、今年は、政府、国民が一致団結して防疫対策を進めた結果、実施できました。理事会メンバー林哲弘さん、王妗濰さんの「祥宝長期介護グループ」が主催担当し、掃除会場は、同メンバー游文聡さんが校長の桃園高校でした。鄭文燦桃園市長も出席されました。
 企業・団体、個人ボランティア、桃園高校の生徒たち、予想以上の約500人が参加しました。
 桃園高校は、創立80周年(昭和16年創立)記念の学園祭を一週間後に控え、参加者は56年ぶりの台湾の水不足の状況下、最少の水で便器をしっかり磨き、校内をとてもきれいにしました。

あいさつ

戴啓珩理事長 「この大会が実施できるのは、台湾全民の全国一致防疫のおかげです。来場の皆さんとスタッフに感謝します。各業界の方々、この機会にお互いに交流してください。掃除を通してきずなを深めましょう!」
徐重仁創会理事長 「皆さんの努力とサポートのおかげで、美化協会の精神を引き継ぐことができ、感謝します。掃除は、個人に幸福、家族に団欒、企業に成長を与えます。台湾社会の安定を促進します。これからも、皆さんの力でさらに美化の精神を伝えましょう!」
祥宝林哲弘董事長 「会員企業・団体、ボランティアの皆さんに感謝します。自社の社員が、大会の執行準備をすることで成長しているのがうれしいです」
 桃園高校の游文聡校長は、10数年前にトイレ掃除に出会って以来、羅東高校校長、陽明高校校長を歴任し、各校にトイレ掃除による「道徳教育」を提唱してきました。「皆さんのおかげで、生徒が大人の姿を見て掃除学習ができることは、とてもいい教育です!ありがとうございます」
 残念だったのは、新型コロナのために日本の皆さんが来れなかったことです。利会長、田中顧問などからのお祝いビデオを、会場に放映しました。早く、昔のように笑顔、元気で交流できる日を心よりお待ちしています。

【資料】台湾美化協会の概要

 2002年(平成14)、徐重仁統一超商社長(当時)は鍵山相談役に会い、掃除の話を聞いて思いました。「これは台湾にも必要だ。この活動を広げられたら、きっと社会のためになるだろう」
 翌年、統一超商グループのCSR事業として掃除に学ぶ会を発足、第一回年次大会を開催。
 協会は、現在約40の企業・団体と個人会員からなり、年次大会は毎回「担当企業・団体」が、主催運営します。2007年(平成19)、「第2回世界大会in台湾」には、世界中から1万3千人が台湾に集まり、日本から530人が参加しました。
 美化協会の19年間に及ぶ台湾中の掃除活動により、台北の街並みは見違えるほど美しくなりました。参加の日本人は、会場に充満する勢いと人々の熱烈歓迎に大きな感動を受けます。
 「世界の中で台湾の活動が一番活発で、今や日本も学ぶところがあります」(千種専務理事)