編集室だより

清風掃々』と特派員制度

「実践」に加え「広報」の強化を図っています。
 『清風掃々』は、年2回発行だったのを、2021年は3回、2022年から4回発行とし、公式ホームページも昨年リニューアルしました。

『清風掃々』編集室

目的「掃除道普及のために、理念共有による同志の一体感醸成と、掃除文化の紹介・啓発をおこなう」としています

「編集」の仕事
 辞書には「資料を集め、書物などの形に整えること」とありますが、私たちの仕事は大きく、
①話題を探す
②記事をつくる(狭義)
③伝える、の3工程があります。

「話題さがし」が最重要
 編集というと、文章編集のイメージが大きいようですが、私たちの関心は、①「さがす」が5割、②「編集」が3割、③「伝える」が2割といったところで、①「さがす」が最大の関心事です。
 ①「話題探し」は、料理でいえば材料調達、ビジネスでいえば営業に当たる、活動の起点となる重要工程です。
 ②編集は、内部の問題ですが、①話題は「店を広げて客を待つ」ていても、満足できるものは集まりません。

必要な記事80件以上
 毎号、ちいき通信を含む書き下ろし記事は20件くらいあります。川柳などの定例コラムを加えると、30件近くになります。
 年4回発行に必要な記事は、この4倍の80~120件になります。

〝開かれた〟広報誌に
 『清風掃々』は、以前は会員向け中心の内容でしたが、各地の目立たない話題を拾い上げ、「志」を同じくする個人や他団体の話題を含む、一般の方も読んで楽しく役立つ内容にしようとしています。

特派員制度
 記事数確保や話題を広く収集するためには、しっかりした「しくみ」が必要です。そこで、「特派員制度」と情報収集ツール「特派員情報シート」をつくりました。

「特派員制度」
 目的は「掃除を通した、人と情報のネットワークつくり」です。
 特派員は現在42名。役割は、地域の話題提案、調査依頼(46号「全国定例掃除会」など)、情報交換などがあります。

「特派員会合」
 オンラインで2021年4月の第1回以降、3か月に1回程度会合を持ち、本年10月時点で第14回になります。メンバーの数分の1が参加し、『清風掃々』の感想、次号記事や情報シートの議論、その他話題を取り上げています。

「特派員制度」の効果
 「特派員情報シート」は2年半で147件になりました。月平均4~5件出されています。これらは会のデータベースとなり、『清風掃々』の元データとなることで、情報共有化と伝承ができます。
 さらに、特派員が取材などをおこなう過程で、実践者の人生や掃除から得た考え方や生き方を学ぶなどの、人材育成の効果もあります。
 「特派員会合」は、誰でも参加自由です。「話題さがし」への、ご理解とご協力をお願いいたします。