ちいき通信

関東 栃木年次大会

 2000年から日光東照宮、日光二荒山(ふたらさん)神社、日光山輪王寺からなる日光二社一寺を4年に1度お掃除していましたが、今年から毎年おこなうことにしました。1200年前の世界遺産を前に慎重に準備を重ね、7月16日日光二荒山神社での年次大会を開催しました。前日は腰塚勇人様の講演、交流会・キャンプファイヤーではコロナで途絶えた仲間との再会を喜びました。翌日177名が、5時から2時間トイレ掃除、境内のグレーチング泥上げ、石畳磨きをおこないました。最後に砂を掃き清めると、荘厳な気が漂い、感動に包まれました。 (植木揚子)

関東 桐生を日本一美しい街にする会

 市内鉄道3駅の公衆トイレ清掃活動が、500回を迎えました。毎週水曜日の朝6時から、週替わりで新桐生駅とJR桐生駅を、毎月第1土曜は西桐生駅で清掃を続けています。2015年、隣接みどり市で大間々駅のトイレ掃除を続けている「郷土を美しくする会」のメンバーだった前野栄さんと高柳光雄さんが「桐生市内でもやろう」と始まりました。一色会長「これからも長く継続し、輪を広げていきたい」。 (松﨑靖)

関東 山梨掃除に学ぶ会

 当会は1997年発足、学校トイレ掃除と甲府駅前街頭清掃、山梨市駅前街頭清掃を続け、また定期的に神社や公園を掃除しています。8月13日、第19回冨士浅間(せんげん)神社のトイレ掃除を、22名で開催しました。ここの掃除は2005年スタート、当時荒れていた近隣中学校で掃除の会を開催したとき、地域の方から「冨士浅間神社のトイレもやってほしい」とお願いされたことがきっかけです。以来、毎年8月第2日曜日に定期開催しています。5時半集合8時終了。その後正式参拝をさせていただきました。 (前濱勝二)

関東 人を大切にする経営学会

 『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版)は、2008年刊行、8巻が出ているベストセラーです。9月9・10日、立教大学で「人を大切にする経営学会第10回全国大会」が開催されました。設立は2014年9月、業績や技術、シェアではなく、人の幸せを重視する経営こそが企業に安定的な好業績をもたらすという経営学は、日本を美しくする会の理念とも共通します。清風掃々第46号掲載の高田舗装様の審査員会特別賞受賞の発表がありました。また、業績不振を機にお客志向に変え、コスト削減、DX推進、人材育成などを進めてホワイト企業になった、北國銀行の特別講演はすばらしいものでした。 (縄田良作)

中部 小布施掃除に学ぶ会

 当会は2006年設立、2014年より栗ガ丘小学校のトイレをお借りして、少人数で活動してきました。2014年「拡大版月例会」として、児童・保護者・先生方をお誘いしましたが、先生方の参加はゼロ。2021年に校長先生と教頭先生に参加いただきましたが、翌年からコロナ禍で「拡大版」は中止。この度9月9日、第218回「拡大版」を開催、校長先生と教頭先生を含む17名でトイレを磨きました。木下豊代表「案内600枚を校内で配っていただきましたが、紙っぺら1枚で便所掃除をする人は少ない。でも本当にいい人たちに恵まれて18年続けてこれました」。(牛山大輔)

関西 関西ブロック研修会

 9月17日私立神港学園高校に27名が集まりました。朝着くと、部活の生徒さんが率先して挨拶してくれて感動! 心地よく受講できました。講師は九州ブロック長、筑豊掃除に学ぶ会代表で、学習塾経営の廣瀬透さん。子ども目線のお話に親近感が湧き、ぐいぐい引き込まれました。学んだことは、リーダーは教えるだけでなく、ともに学ぶ謙虚な姿勢であること。これは、トイレ掃除に留まらず、仕事にもまた思春期の娘を持つ親としても活かせるものです。また、効率もだが雰囲気づくりも重要で、メンバーの満足度はリーダーの力量にかかると気づかされました。学校トイレ掃除が増えることを期待し、学びを実践できるよう精進いたします。 (髙田二郎)

関西 大阪メチャハピー祭

 90年代、大阪は青少年非行日本一。心を痛めた税理士欠野アズ紗さんは、稚内南中学校の「南中ソーラン」と出会い、「大阪の子どもたちにこの踊りを」と、2000年大阪メチャハピー祭は立ち上がりました。これまで3万人を超える子ども、少年院や広島の暴走族、荒れていた学校にも踊りを指導してきました。鍵山相談役も長く支援されました。今では踊りの一大祭典です。今年は夢の大阪城ホールで4年ぶりの開催となり、マレーシアからも参加、48団体、1400人が集いました。ファイナルステージに選ばれた8団体の踊りはエネルギーが爆発、観る者を感動させました。(池永重彦)

関西 姫路一燈を掲げる会

 教師の人間力に焦点を当てた当会(清風掃々44号)は、3周年記念大会を企画しました。通常十数人のところ百人目標を掲げ、「教師の人間力の必要性」を訴える場とすることにしました。8月19日、教師を中心に81名が参加、木南一志さんの記念講演「学歴よりも本氣歴」、パネルディスカッション「教師の人間力を高めるには」をおこないました。熱気あふれる討論から、「仕事にしっかり向き合えているだろうかと反省」「降りてゆく生き方に感銘」などの感想が寄せられました。私自身は、「お前はプロフェッショナルか? 一燈会は自己満足の会ではないのか」と突きつけられているようでした。 (渡邊雅人)

九州 宮崎掃除に学ぶ会

 1997年設立で、2015年から3代目の代表世話人を務めています。コロナ禍でトイレ掃除が中断、しかし昨年生目台中学校で再開しました。多くの生徒が卒業文集に、忘れられない思い出としてトイレ掃除を書いてくれ、今年も開催となりました。7月5日、114回目の例会は、生徒60人、先生5人、一般21人、計86人が集合。開会式で「素手で磨きましょう」と話すと、生徒は「臭い、汚い」と言いながらも、素手で道具を使い、工夫し、便器にどんどん顔を近づけていました。大人が一緒にやれば、子どもは応えてくれます。次の学校が続くことを願っています。 (奥野幸子)