掃除に学ぶ会訪問

十分な情報公開で会員第一

三重掃除に学ぶ会 
代表世話人 伊東 俊一

 来年30周年を迎える日本を美しくする会。各会の活動は、時間的にも経済的にも、代表世話人らへの負担は大きく、高齢化も相まって、活動の継続に困難を生じている会も多いと思われます。世代交代を進めつつ、新しい運営の方法も求められています。
 会則を定め、総会を開き、任意団体としてしっかりした運営をしている、「三重掃除に学ぶ会」に話を聞きました。

発足の経緯を教えてください

 会の発足は1998年(平成10)で、今の運営方法にしたのは2012年(平成24年)です。

どんな運営をしていますか

 ゆるい会則(次頁)をつくり、毎年の決算と活動を、総会で報告します。個人会員約50名、法人会員1社、年間予算は14万円程度です。総会は11月末、参加会員は約10名で、議長や司会も決めて行います。不参加者へは議事録などを送り、会員の質問や要望には真摯に対応し、「情報公開」に心がけております。
 剰余金はくり越して、年次大会や、過去首里城復興や熊本水害支援に寄付しました。2月の本部総会参加の交通費や他地域の大会参加にも補助します

今の運営にした理由は何ですか

 私は地域でNPO法人の理事長をしていますが、善意の団体であっても、よく揉めるのは「お金の使い方」と「役員人事」です。

運営上気をつけていることは‥

①「会員第一」の運営
 「浄財がどのように使われ」「どんな活動をしているか」を、会員に説明して納得いただき、ともに社会に貢献しているという一体感を感じていただける運営。
②「民主的」な運営
 公明正大、かつ組織にありがちな、「特定者の意向に片寄ら」ない民主的な進め方に努めています。
(516-0035三重県伊勢市勢田町580-3)

2021年度総会(2021年11月28日)みえ市民活動ボランティアセンター