ひろば

コロナ第5波のあとの小康状態ですが、各地でコロナ禍での活動の工夫が出てきています。また、毎月の執行部会、理事会の議論で、会の方向性が見えてきつつあります。

【清風掃々】第38号読者の声

〇学校のトイレ掃除教室
・文科省HPに載って弾みがつきます。教育長や先生方に、「清風掃々」を配る際にお伝えします。
〇Webマガジン
・どの頁も生き生きとしており、特にカラー写真がいいです。
〇夢拾い 上野和浩さん
・FB友から「拾わせていただくという言葉、素敵です」とありました。
〇イタリア通信(1)
・「外人さんが掃除道の本を読んでいる、すごい」と大きな衝撃でした。初めて知る内容でした。
・近所のご婦人と、「囚人が相談役に握手を求めて集まってきた」、こんなはなしができる人がいるのかと盛り上がりました。
〇東京五輪おもてなし清掃
・五輪が気持ちよくできたのも、皆様のおかげと感謝しました。
〇台湾美化協会
・阮さんから「日本の皆さんにお越し頂きたい」。清風掃々は、仲間とのコミュニケーションツールです。
〇教育と掃除
・こうした取り組みの掲載は、一人で頑張っている全国の先生の励みになります。そんな先生が立派な若者を育てると信じます。
・静岡の柿島先生の教育改革論にはびっくり、胸のすく思いです。
〇ひとり掃除
・福田良子さんらの、20数年のお掃除なくして有形文化財登録はなく、行ってみたくなりました。
・地域を支える方にスポットを当てるところに、この冊子の意義を感じます。
〇掃除履歴書 小畑貞雄さん
・13年で150個を越える釣りがね磨きは圧巻です。
・経歴などほとんど知りませんでしたが、尊敬の念を深くしました。
〇佳書抄録
・イタリア、ルーマニアなど海外に掃除道が広がっていることが理解される良い内容でした。
〇ちいき通信
・各地の実践者の思いがひしひし伝わり、毎回勇気と励みをもらいます。
〇ひろば
・「清風掃々」、寺田先生が名付け親と知り、感激して拝読しました。
〇全体に
・見開き2頁が多く、とても読みやすいです。川柳や漫画など、さらに楽しめる内容になれば。
・一気に拝読し、とても感動しました。ほとんどの記事に付箋を貼りました。

執筆者様から  柿島由和

−編集の裏事情−
 「静岡便教会十年の歩み」を、第36号から3回連載していただきました。当初縄田編集長から、一度富士市に出向いて取材したいと電話がありましたが、コロナ禍で会うことができなくなりました。何度もメールやお電話をいただき、私という人間を理解・納得するまで取材してくださいました。アドバイスのまま何度も書き直していると、最終的には3万5千字になりました。
 私の経歴まで整理してくださり、おかげで10年間の活動を振り返ることができました。テーマを「便教会立ち上げ」「大震災支援」「心願・教育改革」と分け、どの号から読んでもわかるようにまとめていただきました。
 3万5千字の長文を9千字に収め(各号3千字*3号)、しかもそれらを読み手に興味を持って読んでいただける編集…これらを見て、私は書き手の気持ちを読み手に伝える、「編集」の重要性がよくわかりました。第38号は、多くの方に掃除を超えた私の心願をお伝えする機会をいただけて、この上ない喜びです。

(コメント)
 森信三先生 「教職を辞めるまでに、少なくとも一冊の書物として結晶させる。自分の公生涯にとどめをさす」。
 森先生は、自伝、学級通信、教育実践、故人追悼集などの「実践記録」作成を、ご自分でも実践され、お弟子さんにも強く勧められました。何事も「やりっ放し」にせず振り返ることで、反省や教訓、今後の進め方などを自ら見出すことができるからと思われます。
 柿島先生は、来年の定年退職に際して、今回の文章をもとに「小冊子」発行を予定されているとか。退職後も、充実した人生を過ごされるだろうと思います。
  (編集室)