11/10（月）の9時～12時30分の間で、中里中学校の2年生105名と教師9名、掃除の会関係者32名の合計146名で心磨きのトイレ掃除研修会を実施しました。

この活動は、佐世保市長が会長であられる佐世保明社協（佐世保を明るくする社会運動協議会）の呼びかけに、中里中の川口校長先生が積極的に手を挙げられての実施です。

コロナ以降、学校での掃除活動ができにくくなる中で、生徒たちの豊かな人間性を育てるために学校を上げて掃除活動に取り組まれる先生方の熱意と明社協の尽力に頭が下がります。

中里中の生徒さんは、皆さん素直で元気よく挨拶をしてくれますので、指導するリーダーもやる気満々です。
開会式で、会の活動紹介ビデオを見たのち、大分、筑豊、福岡、糸島、長崎、地元佐世保から集まってくれたリーダーを紹介し、14班に分かれての掃除実践開始です。

最初はおっかなびっくりの生徒たちも、時間とともに便器に顔を突っ込み隅々まで磨いています。そして、2時間後には会話もハイになってトイレの中は笑顔が溢れていました。

日本では古くからトイレ掃除は下座業として、心の垢を取り除く効果があると言われています。頭で考えても分かりませんが、実際に自ら下座におりて作業をすることで心の変化を感じることができます。
しかも、先生方も一緒になって、生徒たちとトイレ磨きに励まれる姿は、心を育てる最大の教育効果になること間違いありません。

閉会式で、発表者の感想や代表からの講評を注目して、真剣に聞いている生徒さんたちの姿から、中里中学校の校風が益々良くなっていくことを確信しました。

実際の教育現場で、心磨きのトイレ掃除研修会を実施するには様々なハードルがあります。しかし、実際に実施することで、はるかに大きな感動と喜びを体感でき、思いやりのある教育環境作りに貢献できます。
来年も中里中の生徒さんたちと一緒に心磨きの研修会ができること楽しみにしております。

投稿者： 九州ブロック長    広瀬 透