活動紹介
第363回 京都掃除に学ぶ会 月例会(本能寺)
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- 境内清掃
11月は、日本の歴史においてとても有名な本能寺で、初めてお掃除をさせていただきました。「是非に及ばず」とは、織田信長が最期に言ったとされる言葉ですが、まさにこの歴史的な場所で活動できることに、感慨深い思いがしました。集合時間はまだ朝日も昇っていない、真っ暗な中でのスタートです。本能寺は境内の中心あたりに欅の木があって、葉が黄色くなり、秋らしさを感じるひとときとなりました。
今回は、境内掃き掃除、信長公御廟所、本堂回廊、宝物館トイレの4班でお掃除をさせていただきました。
境内には欅以外に大きなイチョウの木や、本堂を囲む草花があり、掃き掃除班は、境内に敷かれた砂利と葉を分ける作業をしていました。信長公御廟所班は、お墓周りの長年積み重なった汚れや、手洗所の水跡、灯篭などをピカピカに磨き上げました。
本堂回廊班は、窓ガラスを一枚一枚丁寧に、指跡がつかないよう気をつけながら拭き上げました。
宝物館トイレは、排水溝の錆や壁・床の汚れを、少人数ながら、チームプレイで綺麗にしました。
今回、本能寺での開催ということで、歴史ファンや、京都で学んでいる外国人学生、京都で働く外国人の方も集まり、普段の月例会の倍ほどの人数で、お掃除しました。仲間が増えたことでお掃除のベテラン勢も新たな発見があったようです。
近年、「インバウンドの影響で、外国人観光客が…」などとネガティブに捉えられがちな面もありますが、お掃除に来られる外国人の方は日本の文化についてよくご存知だったり、日本ならではの経験をしようと積極的に行動されていたりします。お掃除に日本の文化を見てくださるのも嬉しいですし、それを日々大切にし続けていることに、私たちは自信をもっていいのだなと考えさせられます。
初参加の方からは「普段あまり掃除はしないけれど、あまり手の行き届きにくい場所も、お掃除したくなった」との感想をいただきました。また、外国からの参加者からは「朝早くからの活動にびっくりしたけれど、海外にはない文化なので経験できてよかった」と振り返っていました。
本能寺の佐藤様からは、「普段からお掃除は大切にしているつもりですが、膝をついて掃除をする皆さんの姿から、言い訳をしないでとにかくやることが大事だと思った」とお言葉をいただきました。
これからも膝と手の3点支持でお掃除を続けていきます。
12月の月例会は、ちょっぴり久しぶりの安楽寺です。
冬本番の哲学の道を通って、また一緒にお掃除しましょう!
投稿者:京都掃除に学ぶ会 秦 由見子
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